起業後のターニングポイント=”資金繰り”について
個人事業、法人を問わず、多くの経営者において、起業後、がむしゃらに頑張って、なんとか事業が軌道に乗ったぞ!と思ったときに直面するの多くのケースが、決まって「資金繰り」です。
事業計画をしっかり立て、きちんと創業融資を受けたにも関わらず、あれ、お金足りない・・・(-_-;)、となるケースが多々あります。
しかも、事業が軌道に乗れば乗るほど現れる”課題”なのが「資金繰り」の問題です。
すなわち、「事業の成長」と「必要となる事業資金」は表裏一体で、(特に、新規設立の事業でなくても、)事業の成長や急な業績の伸びがあると「資金難」に陥ってしまいます。
新規開業(新規設立)の場合であれば、資金繰りの状況について、敏感に「事前アラームが鳴る仕組み」が必要で、もし、これをクリアできないとなると、その後の事業の存続性は一気に弱まってしまう、のです・・・
起業直後は、まだ事業内容がシンプルなので、カンや財布の感触?具合で、資金繰りの予想がつくのですが、次第に業務が複雑になったり、また、現金商売で回っていると、さすがにカンは利かなくなってきます。
事業が回っているのに、お金が・・・!(泣)となると、一気に不安やストレスが膨大になっていきます。
だから、しっかりと「事前アラームの仕組み」構築が必要なのです。
なお、「事前アラーム」は、3段階で設定します。
1.取引サイクルの「フロー」(つまり”体質”)の段階
2.「定点観測」(バイタルチェック)の段階
3.将来の「予測値」の段階
これらのシステムが作れるかどうか、が起業後の存続の”ターニングポイント”です。