「DX構想」も信頼性の一歩、から・・・
令和2年度の所得税や消費税などの確定申告数が公表され、
いろーんな「万人」の数値が登場しています。
まず、所得税の確定申告書を提出した方の人数は
約2249万人で、そのうち申告納税額が発生した人は約657万人でした。
そして、自宅等から e‐Tax で申告書を提出した人
(自分で申告のほか代理送信も含みますが)は、所得税で789万人。
このうち、国税庁HPの利用による自身の納税者による申告は321万人、さらに、
自宅からスマートフォンを使って e‐Tax で申告した人は前年比2.2倍の102万人。
ということで、スマホ申告が100万人を突破しました。
スマホによる申告は平成31年(2019年)からの開始ですから、
わずか2年で100万人を超えたということは、
やはりコロナが大きく影響していると分かります。
ところで、個人の確定申告の場面では、
さらにDX構想が進んでいます。
つまりそれは、紙による書類の取得がなくなるだけでなく、
あらゆる手続きをネット上で一括で完結する仕組み。
たとえば、給料や医療費などのデータも自動的にマイナポータルに集約されて所得税などが自動計算できてしまいます。
こうした仕組みは一部、年末調整ですでに始められてはいますが、
種類が豊富な所得を一括にまとめてワンクリック完結は、今後、課題も多そうです。
個人のあらゆる情報が集積されて管理されてしまうとなると
まぁ、反動としてアナログ回帰へと心理的衝動が生まれてしまいそう・・・
けれど、今後、未知のウィルスが再度広がったりする状況が発生したとき
個人の身体的、社会的な情報など その人にとって必要な医療がいち早くキャッチできれば
混乱も防げそうです。。
個人情報が取られるのは仕方ない・・・
と考えるのではなく、
納得できる社会のしくみとして
自然に受けとめられていることが大事です。
すなわち それは とどのつまり 国民との信頼関係の構築、でしょうか??