あの、「ダム式経営」とおんなじパターン!?
先日のブログのタイトルは、オリジナル事務所通信3&4月号の巻頭ページでもある、 『社長は誰でも起業家』について書いてみました。
事務所通信の配布後は、多くの社長さんたちから、 「言うのはカンタン。でも、実践が難しいんだよっ 』という声が聞こえてきそうです。
・・・しかし、これって、松下幸之助氏の、かつての講演会で有名な「ダム式経営」のときとシチュエーションが似ているのかも。
ダムに水をためるように、経営も景気の悪いときに備えて、ふだんから経営資源を蓄えておく余裕の経営をする考え方が「ダム式経営」 。
松下氏がそれを講演で説いたとき、 『それが大事なことは分かっている、具体的にどうすればよいのか、を教えてくれないと困る(ー_ー)!! プンプン!! 』 みたいなブーイングが受講者から起こりました。
「方法を教えて」と言われた松下氏は、ちょっと困ってしまい「そんな方法は知りませんのや。知りませんが、まず、ダムをつくろうと思わんとあきませんなあ。」と応え、受講者は失望した・・・というお話。
がっかりした受講者の経営者は、”失望”や”不満”をお土産に、会社に帰って、普段と同じ毎日をその後も繰り返すだけだったかもしれません。
一方、まず、”強く思う”ことの重要さを理解し、わずかでもいいから小さなことから変化を起こしていく、そして、常に機会を考え続ける、という”選択”をした経営者は、その後も大きく成長していったのだと思います。
「いうのはカンタン。でも、具体的に教えてくれなきゃね。」 で、カンタンに済ませて 他力に頼ろうとするのは、かつての「ダム式経営」で がっかりした前者の経営者のパターンになっていないか、注意したいですね。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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