事務所通信3&4月号のテーマ(つづき パート2)
前回のブログからの続き、です。
9要素のうち、8番目、9番目の要素です。
⑧ 主要目標は何?
この事業モデルを評価する上で大切になる指標を考えますが、売上目標や利益予測ではなく、お客さまへの価値伝達の達成具合の目標や指標を決めます。
たとえば、チャネルへのタッチポイント回数などを指標とするのもひとつの方法です。
でも、ここで、明確な数値目標が出ればこれもチャンス!
具体性があったほうが、行動に移せますね!
⑨ 圧倒的な優位性は?
他社が簡単には真似できない自社の優位性を考えます。
“圧倒的な”商品力や営業力を持っていなくても、
前回以前の「カスタマージャーニー」で抽出された自社の課題によっても発見することができるでしょう。
そして最後は、共有とブラッシュアップ、フィードバックです。
「カスタマージャーニー」で生み出したアイデアについて、
上の9つのユニットをグループ単位で行っていた場合は、各グループで「リーンキャンバス」をふせんに書き出してシートに貼り付けていきます。
前回ブログの順序で書き出しますが、思いつかないところは空白でO.K!
グループ内で、意識や考えのズレを確認し合い、グループ単位でアイデアの事業モデルを各ユニットで再検討し、グループとしての「リーンキャンバス」をつくります。
その後、全体を俯瞰し、矛盾や、あるいはより深掘りできるところがないかブラッシュアップしていきます。
最後に、グループ間でプレゼンテーションを行い、フィードバックを相互に行っていきます。
また、想定顧客に近い人に機会を持ってヒアリングし、自分たちの仮説にズレや誤りがないかを確認していくこと良いと思います。
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公認会計士・税理士 権田 俊枝
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