事務所通信9&10月号の【スタートアップ経営塾】から
今回、発行させていただいた「事務所通信9&10月号」ですが、巻頭のページで、
「天職とは“出会う”ものでなく、“自らつくり出す”もの」
を題材として、書かせていただきました(^^)/。
なお、このことば、稲盛和夫著『働き方』の第2章「仕事を好きになるように働く」からの抜粋です。
じつは、今回のメインテーマは、 「内発的動機」です。
まぁ、天職については、いろいろな定義や考え方、見つけ方がありますが・・・
私たちは、「他にもっといい仕事があるはず」とか、「まぁ、仕事なんてこんなもの」と、つい外部の世界に自分の将来を見出したくなったり、あきらめの境地になったり・・・と不満を抱えがちです。
けれども、稲盛氏は、自分の好きな仕事を求めても、それは 「青い鳥」を探すようなもので、幻想だといいます。
稲盛氏は、京セラを創業する前、転職に失敗し、当時勤務していた会社で、「与えられた仕事に打ち込もう」と気持ちを切り替えました。
当時、新しいセラミックス材料は未知の分野であり、確立された文献や指導者もなく、まさにゼロからの手探り状態でした。大学の図書館に通い、英文の研究書や論文を取り寄せ、辞書を片手に知識を得ていき、実験を繰り返す毎日を送りました。
そうするうちに、 「こんな研究をしているのは、世界で私一人かもしれない」と、地味な研究に楽しさやワクワク感や意義を感じるようになり、後に京セラ創業へのきっかけとなりました。
とくに、まだ誰も知らないプリミティブで未開拓の分野を見つけ出し、その仕事に没頭していると「フロー」に入りやすいといわれています。
自分の内側から湧き上がってくるワクワク感(内発的動機)に従って行動すると「フロー」状態になるのだそうです。
社員が「フロー」状態になるための仕掛けづくりをするのも経営者の役割かもしれませんね。
—社員の心に火をつける―そんな仕組みが社内にあると、とっても熱い会社が出来上がります(^_^)/。
この場合、KPIの設定の仕方を工夫するのも、ひとつの方法ですね!
この点について、後々のブログで書きたいと思っています。
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