”会議のデザイン”を考えて気づいたこと

9月にまもなく入るギリギリになって、

(オリジナル)事務所通信9&10月号を作成しました(^^;)。

 

その掲載テーマは、 な、なんと(?)『 ”結果を出せる”会議のデザイン 』

 

経営者や幹部、あるいは各担当部署など、様々な場面において欠くことのできない会議。

日常的に課題を抱きながらも、つい普段通りの会議に時間を費やしてしまうケースも少なくありません。

 

 

会社に入社し、およそ40年間 仮に残業無しで働いたとしても、

総勤務時間は約7万5千時間、とざっと計算できます。

 

やがて役職が上がるにつれて会議の時間は右肩上がり・・・と予測すると、その会議時間のトータルは

少なく見積もっても2万時間くらいに及ぶのではないでしょうか?

もちろん、会社によって個々に異なりますが。。

ということは、生涯労働時間のうち、20~30%を会議が占める、という計算になります。

 

まさに、人生を、そして、経営サイドからみれば「人件費」という投資(コスト)を

「会議」に費やしているわけですね

 

今後、働き方改革の波で、勤務時間はますます減少していくなか、

会議時間の有効性をもっと考えるべきではないでしょうか・・・?

 

外部の意見はなかなか入りにくい会議ですが、厳しい経営環境のなか、

より成果に結びつく有意義な会議のあり方を提案できたらと考えて、このようなテーマを組みました。

 

昨今、オンライン会議も主流となりつつあるのですが、

あくまで、オフラインを想定しました(#^.^#)。

 

会議は、

 

報告

情報の共有

タスクの分担決めや意見出し

課題の特定や解決

 

という順で、設計の難易度が上がります。

もちろん、どの段階の会議を主流としているかは、会社によって異なりますが、

 

私が 会議のデザイン というものを考えていて気付いたのは、

「報告」や「情報共有」という比較的、簡易で形式的な事項に会議時間を費やすという現状は中小企業において多く、

(もちろん例外アリ)

意思決定必要とする事項は、ひたすら経営者が単独(&独断?)で決める、というパターン。

 

しかし、中堅~大企業では、

「課題の特定や解決」といった比較的高度な決定は、会社では必要とされているにもかかわらず、

逆に、メンバーが多すぎて開催できない(実践できない)という現状も少なからずあるようです。

 

そうなると、運営がやや難しく意思決定を伴う「課題の特定や解決」事項は、

経営者の方針次第で、

中小企業のほうが実践しやすいのではないか、と感じました。

 

臨機応変で、そして小回りが利く中小企業では、

経営者が孤独に意思決定する方法もアリとする一方で、

会議のチカラによって社員みんなで会社の課題を解決していくのに適している、とも

感じました。

そのことに気づけたのは大きいかもしれません。