”自己肯定感”を高めるアイデア発想ツール②
今回は、前回のブログ ”自己肯定感を高めるアイデア発想ツール①”のつづき です。
前述のように、「SCAMPER」は、楽しくアイデアを出すための「質問集」としての役割があります。
ちなみに、 「CAMPER」の全体像は、以下の通りでしたね。
S=(Substitute):代用品はないか?
C=(Combine):結びつけることはできないか?
A=(Adapt):応用することはできるか?
M=(Modify or Magnify):修正、あるいは拡大できないか?
P=(Put to other uses):他の使いみちはできないか?
E=(Eliminate or minify):削除か、削減できないか?
R=(Reverse or Rearrange):逆にするか、再編成できないか?
これらをより、質問を細分化させて 自分自身で回答しやすく工夫をすると、以下のようになります。
まず、S(代用)について、質問を細分化させると、
S:何を代用することができるだろうか?誰を? 他にないか?
S:規則は変更可能か?
S:他の素材は?原料は?
S:他にプロセスや手順はないか?
S:他の能力に替えられないか?
S:他の場所はどうか?
S:他のやり方はないか?
S:他に代わりとなるものにはどんなものがあるか?代わりにどんなパーツがあるか?
次に、たとえば C(結合)の質問の細分化では、
C:どんなアイデア同士が結びつけられるか?
C:目的を結び付けられるか?
C:この仕分け方はどうか?
C:混ぜたり、化合したり、アンサンブルは?
C:部分同士を結びつけては? C:他にどんな品物を一緒に?
C:組み合わせをどのようにまとめていくか?
C:使いみちを増やすために、何を結び付ければよいか?
C:どんな材料を結びつけたらよいか?
C:魅力的なもの同士を結びつけたらどうか?
今回、事務所通信では、MのModify(修正)について、質問を細分化させて 事例を作ってみました。
①どうやったらよりよいものに変えられるだろうか?
②どこを修正できるだろう?
③新しい工夫はあるか?
④意味、色、動き、音、香り、形態、形状を変えたら?
⑤名前を変えてみたら?
⑥他に変えられるところはないか?
⑦企画の中で修正できるところは? プロセスやマーケティングはどうだろう?
⑧他にどんな形が可能だろう? 他のパッケージを使ってみたら?
⑨パッケージは、商品自体の形態と組み合わせられるだろうか?
事例は、 「コンビニのスイーツ:ドーナツ」でした。
ただし、これらの質問の細分化をしても、依然として抽象度が残り、ブレストが難儀してしまったので、
以下のように、より、 質問の意図を(再)定義しました。
①よりよいものに変える → より、 ‘健康志向’ にするには?
②修正点 → 購入客の不満を減らす には?
③新しい工夫 → ‘意外性’ を追求するには?
④意味、色、動き、音、香り、形態、形状 → 左記のほか ‘味’ も加えると?
⑤名前を変える
⑥その他の変化&⑦企画の修正 → 販売方法の改善など
⑧形やパッケージの変更 → 食べ方の工夫や容器の工夫
⑨他の商品との組み合わせ → 他社とのコラボはどうか?
そうして、たとえば ②顧客の不満を減らすには? では、以下のようなアイデアが出ましたよ~。
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ノンフライにする・カロリーオフの工夫・カロリー表示・糖分控えめ・材料を明示・アレルギー情報を開示・大豆を原料に使用・ハチミツ使用状況の開示 etc・・・ |
なお、その他の①~⑨までは、事務所通信に掲載していま~す♪
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